私は、長年保育に携わることによって、子どもの好奇心や挑戦心、そして無限の能力の素晴らしさを目の当たりにしてきました。子どもの「知りたい、学びたい、やってみたい」という思いに寄り添いながら、一人ひとりの子どものあるがままの姿を受け入れ、その子にとって何が大事か、どうしてあげるべきかなどを常に自身に問いかけ考え、精一杯成長の援助が出来るように心掛け、愛情を持って、関わることに努めてきました。
成長が著しい大切な幼児期に、自然に囲まれたほっとするような空間の中で、色々な体験を通してその自然と関わることで、子どもが伸び伸び生き生きと育ち、心身ともに成長していってほしいと願っております。
また、情報化社会へと目まぐるしく変化する今、子どもたちが夢や目標を持ち、素晴らしい人生を送ることが出来るためには、どういう教育が大切であるのかを考え、実践することで、「生きる力」を身につけていってほしいと思います。「生きる力」とは、子ども自らが学び、課題を見つけ、問題を解決していく能力を指しており、これからますます変化を遂げていく社会の中で、子どもたちがいかに自発的に生きていくことができるか、その基盤となる能力を養うことだと言われています。その力をつけるためには、愛情をたっぷりとかけられ、しっかりと認められて育てられることが最も大切です。
子どもたちにとって最善の環境を作り、毎日楽しみにして行きたくなるような、温かい幼稚園となるように、職員一同、力を合わせ、日々努めてまいりたいと思っております。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
宮の森幼稚園
園長 橋本 利恵子